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『ビーズ』
池谷和信 編
2017年刊 国立民族学博物館



国立民族学博物館の企画展『ビーズ 〜つなぐ かざる みせる〜』の図録。
10万年前の貝殻のビーズからはじまり、様々な美しい素材が
世界中を流通して人々を魅了してきた人類史。

ある程度大きなまとまりのある集団が
同じく大きなまとまりのある集団と交易をして
財が世界に拡散する。
そしてその財が富や地位を象徴するようになり、
交易がさらに活発になって
より遠隔地に及ぶようになる。
世界はビーズによってつながっていく。

さらにその財が地域に飽和してくると
交換の基準としての貨幣に転じていったかもしれないのだが
この企画ではそこまでは触れられていない。

それにしてもビーズのコルセットを巻いた
アフリカの若者は抜群にセンスが良くて
惚れ惚れするほどクールである。
肉体の感覚と美の感覚を研ぎ澄ますことに
存在のすべてを投じているかのようにさえ見える。
神聖で美しい。
もしそれが命を懸けるほどの鋭さであるなら
それは部族間の争いを引き起こす原因に
なってきたのかもしれないと思うほどである。

 


 





 
 

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