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『評価と贈与の経済学』
内田樹 岡田斗司夫FREEex 著
2013年刊 徳間ポケット


気軽に読める対談ではあるが、
多くの重要な視点が示されており豊かな内容になっている。
 

元気でヒマで生きがいを求めているなら、
若者よ!何でもいい、とにかくまずは人に親切にしてみることだ。
 

「親切は目減りしない」(内田)のだから、
誰に親切にしたって、君は損もしないし、傷つきもしない。
 

親切にして、親切にして、あとはただ期待しないでお返しを待っているだけでいい。

「自分が他人からなにをしてもらえるかより先に、
自分が他人になにをしてあげられるかを考える人間だけが、
贈与のサイクルに参入できる」(内田)

それは「何万年も前からはじまっている贈与と反対給付の長いサイクルのひとつ」(内田)なんだよ。
 

そのサイクルの中でサッカーみたいにパスを回していくんだ。

そして「物をぐるぐる回すことが、結果的に人間的な成熟を可能にする」(内田)んだよ。

わかるかい?

「生きる根拠がないと悩んでいる人たちは、
他人に生きる根拠を与えることでしか、その悩みは解決しない」(岡田)んだよ。

「人間は強いものに導かれて強くなるんじゃなくて、弱いものをかばうことでしか強くなれない」(岡田)んだぜ。
 

結局は「贈与は<思ったもの勝ち>なんです。
贈与を受けたので、反対給付義務を負ったと思った人間の出現と同時に経済活動がはじまった。

無からでもはじめられるというところが、
経済活動に込められた人類学的叡知」(内田)なんだよね。

といった内容です。

 


 
 

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